2017年4月29日土曜日

教えを食べる⑤

今回はノーマライゼーションについて。ノーマライゼーションというのは赤ちゃんであれ、高齢者であれ、障害がある人であれ、ない人であれみんながみんなで支えあってふつうに暮らそうよという考えでデンマークのミケンルセン先生が提唱したもの。
ふつうに暮らすの「ふつう」とは何か。
①朝起きたら仕事や学校にいく。
②休日は自由に過ごす。
③年間の休暇を楽しむ。
④年齢や経験にふさわしい生活をする。
⑤社会で人々と接し自分のことは自分で決める。
⑥恋をして結婚をして家庭を築く。
⑦仕事の収入を得る。
⑧地域の人が利用する施設、サービスを受ける。

このような「ふつうの暮らし」を誰もが送れるようにするためには合理的配慮が必要。合理的配慮とは、歩くことが困難な人のために車イスを、またスラロームを、等。環境が整えば、障害があろうともと「ふつうの暮らし」ができると。逆に言えば環境が整ってないと障害によって「ふつうの暮らし」が困難。とすると歩くことが出来ないというのはその人の運動機能には違いないけれど、そこに起因する障害は環境が作っている。ひいてはその人がいる社会全体、人やものも含めて、が作り出しているという考えができる。
その人にとって本当に必要な支援を的確に把握することが大事。

三段目 眼鏡盛

2017年4月27日木曜日

行商詩音


一人の時間が長い
二人の時間が尚長い
全員揃って一世のう立廻り立廻り ジャパン 3



2017年4月26日水曜日

行商詩音


キラリと光る粒が指に重なる 何かの前ぶれ
鷹の群れ旋回やめず
顔面マウンテン 高み目指して木霊する ジャパン 2



行商詩音


柔らかな空気に覆われ ほそぼそと暮らす陽気な村人
新種の種生えて来い 何年たったかな ジャパン 1



2017年4月23日日曜日

行商詩音


矢の先にヨチヨチ這い出したモンシロー長さん
アゴの長さが舌足らず 味も味覚もあったもんじゃない
醸し出すは ズルールーズ垂れ流し 雨 6



行商詩音


駆け出したんだ 弱み見せづUターン
踊り場のあるロータリ中央
会話術参考書 小一時間熱弁 雨 5



行商詩音


くびれ具合が陥没中 自然光が溺れてる
人工指数計算不能 雨 4



2017年4月19日水曜日

行商詩音  グラグラふらふら 21

 
   またふたたびまたたくまだ   せっかくそろえた和服のオべべ
                          グラグラふらふら
   またふたたびまたたくまだ   坂の上の母野良仕事抜かりなし
                          グラグラふらふら
   待てど暮らせど待ちどうしゃ
   時代は待てずに横たわり            グラグラふらふら

                                 ホシバ

行商詩音   出来事がオーバー 14



   等しき終えた贅沢三昧  キノミキノママ許されるな受け取りください
   出来事がオーバー
           後生大事にかび臭い
   出来事がオーバー
           吠える生命儚く
   聞いたことない聞き覚えある声に呼ばれた      ホシバ

行商詩音   シネマスクリーン 7



  青と青に挟まれた写生の様な島
  こぼれでるのは涙じゃない
  あふれでるは二人の柄
  全てがゆるやかに  今始まることばかり
  シネマスクリーン  静止画知らず知らずに
  シネマスクリーン  宴途切れ途切れツズキ
  シネマスクリーン  恋鳥踊ればさえずり舞う    ホシバ

行商詩音


  もういいんじゃない  
  並べちゃいかん活字や  いちゃいかんフレーズ
  あるかもないかも    明日はどっちだ    雨 3

行商詩音


   ズッコケ過ぎてままならん場合  
   見様見真似で速度増し  加速を超えたスピードで消える術  雨 2   

行商詩詩


  雨ひしきり  風イタズラ  雲まばゆい
  呼ばれもせずおのおのやってる      雨  1

2017年4月16日日曜日

行商詩音


   朽ち果てた音の成る館  末永い寮母さん似合いの袢纏
   廃校の校舎ぶら下がった不揃いな雑巾
   ところでどこをどううろついてんだ   セラビ 6

行商詩音


   マッドネスカフェズルズルすする  鼻たらし目ヤニくすぶって
   ゴーマンヨロシク八膳飯おかわり自由おいしくいただく    セラビ 5

行商詩音


  しなやかな伸びする背筋みなぎる
  地図の中に身を潜り込ませ   浮かび上がる腹の背  セラビ 4

2017年4月15日土曜日

行商詩音



  諭された口説かれたどうしたもんで
  言った言わないお手上げ状態   約束の上塗り泥まみれ  セラビ 3

行商詩音


  いにしえの日々  急がば回れ

  雲隠れせず    お天とさん堂々   セラビ 2

2017年4月10日月曜日

教えを食べる④

何事もレッテルに捉われてはいけない。その前にその人は現にそこに存在しているのだから。レッテルに捉われずに、その存在を感知するために、聞く、見る、自分のあらゆる感覚を総動員して。
姿勢、歩き方、服装、顔の表情、声、話し方など、その全てがその人がもつ関係の性質、こころの状態について語ってくれる。まずはそこから。

三段目 眼鏡盛

行商詩音


夢みる夜は 目覚めの朝は
世界地図もはや大量失禁 出すもん出して
平和にスッキリ セラビ 1



2017年4月7日金曜日

行商詩音


身の程しらづ身の丈測れづ
礼儀マナーが落ちぶれた
赤っ恥かくが如く 幾つになっても 赤 6



2017年4月6日木曜日

行商詩音


網目の隙をついてこぼれ出る微音
見えない流れに乗って純音に変わる
エトセトラパリジェンヌ 赤 5



2017年4月5日水曜日

行商詩音


包み紙真っ赤かカバーキャンディ
中味も赤く赤玉色 舐めても舐めてもなお赤く
最後の最後 見届ける術なく溶けた 赤 4



行商詩音


ご陽気素敵だ いい事だ 遊びの心も騒ぐだろう
ゾロゾロ変質顔を出し ヘンタイ止まれと一声かけたい 赤3



行商詩音


泣きながら逆上がり 涙量分配それぞれ
勝手気ままなどら猫けもの道 鳴き声さえオリジナル 赤 2



2017年4月4日火曜日

行商詩音


桜の木の下 嫁っ子3人 天女にさらわれ
蝶々さえ陽気に誘われ 我先に甘きに跳びつく 赤 3



行商詩音


桜の木の下 嫁っ子三人 天女にさらわれ
蝶々さえ陽気に誘われ 我先に甘きに跳びつく 赤 1



2017年4月3日月曜日

そのひとつ




単純というのは
単純だからなにもなく無垢でそのぶん美しく

複雑というのは難しいようで、それだけ色々なものの組み合わせであり、それだけ少しでも数があり、形があり、そのぶん複雑な様で単純の多様性であり

でもそのひとつ
そのひとつずつの単純なものはそのひとつむき出しの分、繊細でありそのひとつ以外のごまかしはきかず
そのひとつが全てであるぶん、やっぱりむつかしい

うるせえ

蛸坊主



教えを食べる③

考えようによっては日々是絶望。陰鬱な気持ち。こんな人生生きる意味があるのかい?

こういう時こそ例のコペルニクス的転回。「生きる意味があるか?」ではなくて、人生のほうから問われている。「あなたが生きる意味とは?」
人生になにかを期待するのではなく、人生は何を僕に期待しているのか?その期待とはなにか?そしてその期待に応えることこそ人生の意味を知る、はたまた己を知るということなのかもしれない。

「生きることは、問われていること、答えること」これはフランクル先生の希望のコペ転。

答えようバカだと笑われようとも。恥ずかしがらずに。より自発的に。より具体的に。正しさをもってして。
                                
三段目 眼鏡盛

2017年4月1日土曜日

行商詩音


ひとしきり終え オブラートに包まれたまま
後生大事にカビ臭い

あやふやな訛りの重さ 気のせいなんだろ
腹にポッカリ空いた
穴 6



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